OS別インストール・必要パッケージ
MolFormaを動かすのに必要なソフトウェアと、OSごとのインストール手順です。MolFormaはGitHubで公開しているソースからビルドします(Windowsではフォルダーにインストール)。計算には、別にインストールしたNWChemを使います。使用するOSのページを選んでください。
OSごとの手順
| OS | 手順 | 主な内容 |
|---|---|---|
| Arch Linux | Arch Linuxでのインストール | PKGBUILDからパッケージを作ってpacmanでインストール(依存パッケージも自動で導入)、AURからNWChem。VTK描画の確認、更新・削除、困ったとき |
| Ubuntu 26.04 LTS | Ubuntuでのインストール | aptで開発用パッケージとNWChemを入れ、ソースからビルドしてdebパッケージを作り、aptでインストール。VTK描画の確認、更新・削除、困ったとき |
| Windows 11 | Windowsでのインストール | Visual Studio(MSVC)とvcpkgでビルドし、Open Babel・RDKit・VTKもソースからビルドして、Qtなどを含めたフォルダーにインストール。NWChemはWSLのUbuntuに入れ、付属のバッチファイルから起動。更新・削除、困ったとき |
| Linux(ディストリビューション共通) | AppImageの作成 | Dockerの中でビルドし、Qt・Open Babel・RDKit・VTKを1つのファイルにまとめたAppImageを作る。glibc 2.38以上のLinux(Ubuntu 24.04以降、Debian 13以降、Fedora 39以降など)でインストールせずに起動。配布するときのライセンス、困ったとき |
ほかのOSの手順は、用意でき次第このページに追加します。
必要なソフトウェア
OSによらず、次のソフトウェアを使います。実行時にPythonは必要ありません。
| 区分 | ソフトウェア | 用途 |
|---|---|---|
| 必須 | C++20に対応したコンパイラ、CMake 3.21以上、pkg-config(MSVCでは不要) | ビルド |
| 必須 | Qt6(6.4以上。Widgets、テストにはTest) | 画面 |
| 必須 | Eigen3 | 座標・幾何の計算 |
| 必須 | Open Babel 3(C++ライブラリと、フォーマットプラグイン・力場データ) | 構造ファイルの読み書き、力場による整形、SMILESからの3D構造 |
| 任意 | RDKit C++ | 厳密な立体判定(R/S・E/Z)、残基認識 |
| 任意 | Qt6に対応したVTK 9.1以上(開発用パッケージ) | 3D画面をVTK(OpenGL)で描画。ないときはQPainter(CPU)で描画 |
| 計算 | NWChemと、そのビルドに合うMPI(MPI版の場合。WindowsではWSLのもの) | 計算の実行。入力の作成・保存だけならなくても使えます |
任意のものはビルド時にCMakeが見つけたときだけ有効になります。有効になった機能は「ヘルプ → MolFormaについて」で確認できます。3D描画の方式は3D描画、NWChemの起動条件は「3 実行設定」を参照してください。